結納をしよう!準備するものは?

「略式結納」のプランなら負担が少ない

「結納」のスタイルは一つではなく、地域によってかなり大きな違いがあるものです。
伝統的な結納をそのまま行うことを「正式結納」といい、まずは仲人となる夫妻にお願いをして、男性宅と女性宅にそれぞれ往復をして結納品や受書を届けます。

仲人というのは、本来的には縁談から結婚式まで両家の間を取り持つ役割をする人で、結婚式にも招待をして「媒酌人」という立場で特別な席に案内します。

正式結納をするということはこの仲人・媒酌人を立てることが大前提です。
ただ、最近では仲人と媒酌人を別の人にお願いしても問題ないとされています。

仲人となる人としては、職場の上司や恩師、親戚などの関わりの深い年上の夫婦が適当です。
意味合いとしては「これから夫婦となる二人を教え導く夫婦人生の先輩」ということになりますので、そういった面からも人選をするとよいでしょう。

結納をする時には本番の1~2ヶ月前に依頼をするようにし、あらかじめ結婚の報告とともに打診をしておくようにしましょう。

先に口頭で了解をとっておき、その後改めて書面でお願いをするというのが一般的な手順です。

正式結納よりも簡単にできるのが「略式結納」という最近主流になっているスタイルです。
略式結納でも同じく仲人を立てますが、代わりに両家を往復してもらうような手間はかからず、両家両親と新郎新婦とともに一同に会してその場で結納の流れを取り仕切ります。

仲人を立てずに行うさらに簡単な略式結納のプランもあり、その場合はあらかじめ予約していた会場で司会者を立てて行います。

結納プランのあるお店選び

結婚式場として専門に営業している施設や、ホテルやレストランなどバンケットルームでは結納プランも一緒に用意してくれていることがよくあります。

正式結納の場合は場所はそれぞれの家になりますが、略式結納の場合はそうした大きな会場をセッティングしてその場で数時間程度をかけて式を行う形式です。

女性宅もしくは男性宅で行う略式結納もあり、その場合は仕出しを依頼したり、必要な用具を他から準備をしておいたりします。

よほど地域の結納に詳しい人が身近にいればよいですが、最近では自分で結納の準備をするのはかなり面倒なのでほとんどのカップルがプランとなっているものを利用します。

レストランや式場を利用するときの費用としてはだいたい1~3万円くらいの室料と、そこに食事代金として一人1万円程度の料金が請求されます。

週末や祝日の午前11時から開催されることが多いですが、スケジュールがどうしても合わないという場合は、午後から軽食にして行うということも可能です。
11時から開催する場合は、当日3時頃にお開きになるのが一般的でしょう。