背中をくっつける二人

同棲を反対されたときの対処法

「同棲する」ということへの価値観の違いを理解して

今でこそ同棲をするカップルは全く珍しくなくなりましたが、やはり将来的に結婚を意識して付き合って欲しいと思う親にとってはなかなか受け入れられないということもあるようです。

そもそもとしてなぜ同棲をするのかという価値観について考えてみると「二人分の家賃がもったいないから」「どちらかが実家暮らしで自由がないから」「忙しくていちいち会いに行くのが面倒だから」などといったことが主な理由なのではないかと思います。

ちょっと厳しい言い方ですが、同棲するということをカップルのうち最初から将来絶対に結婚すると考えている例はあまりなく、ほとんどの人は今の付き合いの延長程度のものとして考えているのではないでしょうか。

ですので軽い気持ちで親に同棲をしたいというようなことを言い出すと、話が終わる前から大反対をされてしまうということも考えられます。

世代や環境による価値観の違いというものはそう簡単に埋めることができるものではありませんので、そこで話がこじれてしまうと「なんでわからないんだろう、石頭だな」と「こんなだらしない子に育てた覚えはないのに」の平行線になって大きな溝に発展してしまいます。

自分がやろうとしていることを頭ごなしに反対されるということは決して愉快なことではありませんが、そうなったときにはただ相手に反発をするのではなくどうしてそんな言われ方をされてしまうんだろうということを考えてみた方がよいでしょう。

一番の心配となっていることを聞いてみる

とはいえ両親が子供の同棲を反対する理由というのはそんなに複雑なものではなく、ちょっと考えればすぐにわかることです。

まず最初に挙げられるのが「結婚前に子供ができてしまったらどうする?」です。
これは確かに最もな話で、結婚をするための十分な準備ができていないうちに妊娠となってしまった場合、本人たちだけでなく周囲にも大きな迷惑をかけてしまうことになります。

タイミングによっては子供を産まないことを選択することになったり、親権や養育方法がゴタゴタになったまま赤ちゃんができてしまうなんてこともありえます。

次に心配になるのが「同棲することで婚期が延びてかなり年齢が高くなってから別れることにならないだろうか」ということです。
特に女性の親にとっては、出産が厳しくなる40代以降に別れた時の将来設計は大きな心配です。

もし同棲に反対された場合は上記の二点をまず考え直してみて、そこから自分たちはこれからどういう気持で付き合っていくかということを少しずつ話し合いで埋めていくようにしましょう。
案外反対されても先に同棲をしてしまうと時間の経過で許してもらえることもあります。